胡蝶蘭の手入れ方法

  • HOME
  • 胡蝶蘭の手入れ方法

カテゴリー

基本的な育て方 置き場所や温度管理など、
胡蝶蘭を育てるための最適な環境について。

置き場所

置き場所

胡蝶蘭は、熱帯のジャングルに生育します。
そのため、キレイな状態を保つには原産地の環境に近づけることがポイントです。
日当たりが良く、風通しの良い場所を選ぶようにしましょう。
また、直射日光に当たると葉が焼け、枯れてしまいます。
窓付近に置く際には、レースのカーテン越しに日光を当ててください。
屋外は気候に左右されますのでおすすめしませんが、置く場合は冬の寒い時期を避け、木陰や遮光ネットで日差しを避けるようにしてください。

ポイント

  • 木漏れ日の差し込む明るい日陰に置きましょう。
  • 室内の場合は直射日光を避け、風通しの良い場所に置いてください。
  • 果物の近くに置くと、成分によって花が枯れてしまいます。

温度管理

温度管理

胡蝶蘭は寒さに弱いため、
温度が高すぎても低すぎても枯れてしまう非常にデリケートな植物です。
また、暖房や冷房の風による乾燥で花がしおれる場合があります。

ポイント

  • 木漏れ日の差し込む明るい日陰に置きましょう。
  • 室内の場合、直射日光を避けて通しの良い場所に置いてください。
  • エアコンや暖房の風に直接当てないでください。
  • 果物の近くに置くと、成分によって花が枯れてしまいます。

水のあげ方

胡蝶蘭は鉢の中に株がポットのまま植わっています。
このポットの中に水をあげないと意味がありませんので、株元に水をあげるようにしてください。
水をあげる目安は、鉢植えの表面を指で押して水苔の表面全体に乾いてからです。季節や温度、温度にもよりますが、7~10日に一度、株の根本にコップ1杯の水を与えます。(1株ずつ)
胡蝶蘭に負担がかからないよう、常温に近い温度の水が望ましいです。
また、午後よりも午前中(朝)に水をあげてください。午後の日が当たりにくい時間帯は、水が乾きにくくなり根腐れの原因になります。

ポイント

  • しっかりと水が乾いてから、次の水をあげましょう。
  • 常温の水を1株ずつあげましょう。
  • 受け皿の水はきちんと捨ててください。
  • 暖房などで気温が高くなる場合、水の量や回数を変えましょう。
  • 水はあげすぎると根腐れの原因となり、あげなさすぎても枯れてしまいます。適量を守りましょう。

肥料のあげ方 肥料のあげ方も適切な時期があります。
是非、こちらもチェックしてください。

胡蝶蘭をそのまま栽培しても、1ヶ月程度は楽しめます。
花が咲いているときは肥料をあげなくても大丈夫です。肥料は悪い状態を良くするという効果はありません。良い状態をさらに良くするためのものです。
使用方法を確認し、適量をあげてください。

病気・害虫の対処法 胡蝶蘭の病気や害虫など、
それぞれの対処法などについて。

胡蝶蘭の病気にはこのようなものがあります。

  • 日焼け・・・光線が強すぎると葉が焼け、白化します。軟腐病を誘発することがあるので、早めに切り取ります。
  • 細菌による病気・・・胡蝶蘭の傷口、気功などの開口部から細菌が入り込みます。感染初期は進行が遅いが、目に見えるようになると異常なスピードで進行します。
  • 軟腐病・・・やわらかくぶよぶよで、手で触ると組織が破れて中の水が出てきます。この細菌は、乾燥すると埃のように風に乗って飛び散ります。ホースで葉に水を与えると、水に乗って他の胡蝶蘭に拡散するので気をつけましょう。
  • 灰色カビ病・・・褐色の小さな点が花びらに現れます。軽度の症状であれば問題ありませんので、まずは除湿機などで温度を下げることが重要です。

病気は他にもありますが、その中でも代表的なものをいくつか紹介しました。
胡蝶蘭は大変デリケートな植物なので管理がとても重要です。大切に育ててください。

花が終わってももう一度咲かせる方法 胡蝶蘭は、花が終わっても再び楽しめます。
生命力が強い植物、それが胡蝶蘭です。

花が終わってももう一度咲かせる方法

胡蝶蘭を二度咲きさせるために必要なことは、花芽を再びつけることです。花芽が育ち花茎となり、蕾をつけて開花します。花が枯れたら花芽をつける準備を進めましょう。

①根元に近い花から取り除く
②花茎をカットする

花茎をカットする前に支柱を抜く必要があります。贈答用の胡蝶蘭には、株と花茎を支えるために支柱がついているので、きちんと外してください。
花茎を切らずにそのままにしておくと、花茎が養分を吸い上げてしまい株に養分が行きわたりません。株の元気がなくなり、花芽を付けることが難しくなるので花茎は必ず切ることが重要です。

ポイント

  • 室内で作業する場合は、水苔が落ちることがあるので、下に新聞紙などを敷いて作業しましょう。
  • 花茎のカットや支柱を外す作業はカッターナイフで行います。その際、手を切らないよう気を付けてください。
  • 二度咲きするまで、株が元気で温度が20℃前後を保てれば、1~2ヶ月後に芽が出て、さらに数ヶ月後で開花します。品種によっては開花が難しい胡蝶蘭もございます。